PRTとは、アフガニスタンの治安回復、復興支援のための国際社会の取り組みの1つであり、軍と文民が協力して任務にあたる地方復興チームのことです。 「ゴール県冬の一日」 昨日の昼前から、シャワー・トイレ棟の水道管が凍結し、水洗式トイレ・シャワー等使用不能続いており、1日経った今も復旧せず。今朝は、ギンギンに冷えたミネラル・ウォーターで顔を洗い、歯を磨く。トイレは、各棟に2~3個ある日本の工事現場によくある汲み取り式トイレを利用するが、当然暖房もなく、決して清潔でもなく、これは中々辛い。追い討ちを掛けるように、今日は、この冬一番の寒さで、零下30度を記録したとのこと。EUから警察支援で来ているルーマニア人は、零下37度だったと言っていたが、日本事務所にある温度計では-20度までしか目盛りが無く、正確なところは不明である。日中の最高気温も-7度までしか上がらない。悪いことは続くもので、今朝は7時45分から10時30分頃まで、発電機の故障でPRT内は、別系統の発電機のある本部棟以外は全面停電。停電中の約3時間は、我々文民は、執務することも自室で休むこともできず、皆、寒さに凍え、少しでも体を温めようと体を動かしながら、執務室で来客をひたすら待つ。外は、凍結して石のように固いし、転ぶと危険、それに呼吸する度に喉が痛く感じ、寒さで肌が痛いので、なるべく出ないようにする。ゴール県の人達の冬の生活の厳しさが実感できる。(折笠)
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