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「アフガニスタン識字復興事業」
平成23年7月27日

日本政府はユネスコを通じて「アフガニスタン識字復興事業」を支援しています。このため、7月27日、ユネスコとアフガニスタン教育省との間で覚書きの署名式典が行われました。



(写真左)左から岡田公使、青柳ユネスコカブール事務所長、ワルダック教育大臣
(写真右)ワルダック教育大臣と握手する岡田公使

アフガニスタン政府の調査によれば、文字が読めるアフガニスタン人(15歳以上)の割合は全体の30%程です。文字が読めないことは、例えば買物の際に商品表示が分からないなど、日常生活に不便をきたす原因になると同時に、職業選択の幅が狭まり経済的に貧しい状態が続く原因となるなど、社会的な問題でもあります。


このような中、識字は基本的権利であると同時にアフガニスタンの国造りに必要な手段でもあるという考えから、我が国は、ユネスコを通じ、アフガニスタンの人々へ識字教育を提供する活動を行っています。この活動は、アフガニスタン国内18県で60万人を対象としており、アフガニスタンでも最大規模の識字プロジェクトです。


今回、アフガニスタン政府との間で覚書きを締結することにより、ユネスコ、アフガニスタン教育省、日本政府がより緊密に意見交換し、プロジェクトを進めていくことにしました。我が国としては、アフガニスタンが自立的に平和な国造りを進めることができるよう、今後とも様々な支援を行っていく予定です。


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